仕事でストレスになる原因の多くが、職場での人間関係だろう。上司と性格が合わない、自分勝手な同僚に困っている、いつもクレームばかりする顧客が苦痛など、原因となるケースも多岐にわたる。しかし、そのままストレスを放置するのは要注意だ。上手にストレス・マネジメントしなければやがて健康を損ない、仕事まで辞めざるを得なくなることもあるためだ。
ストレスをマネジメントするにあたっては、まず自分の性格を客観的に把握することが大事だ。ストレスの原因は、外部環境だけでなく、ストレスを受けやすい自分自身の性格にもあるためだ。
性格を客観的に把握するには、ストレスを感じるたびにノートなどに記録し、ある程度までたまったら分析するとよい。そこからストレスを受けやすい原因や状況さらに性格まで、客観的に把握できるだろう。その上で、ストレスをマネジメントする方法を考えると効果的だ。
例えば上司との性格の不一致がストレスの原因であれば、仕事では必要最小限のコンタクトにとどめ、性格が合わないのは当然として割り切ってしまうのも、手軽にできるストレス・マネジメントだ。
また、職場の人間関係が原因でストレスが慢性化したら、定期的にスポーツをして、思い切り汗を流すのも効果的なストレス・マネジメントだ。ストレスによって肌荒れや便秘に悩んでいる人が、テニスやボクシングで汗を流すようになってから、症状が改善するケースも多々ある。これは何かを打つあるいは叩くといった動作が、ストレスの発散に役立つためだ。